ja1yaz’s diary

感動したいおやじの備忘録的ブログ 

通信機能付きデジタルマルチメータWH5000型を購入した。

何年前だったか、MetexのM-4660A型を購入した。

信号発生機能もあり、結構な出費だったと記憶している。12,800?

25ピンD-SUBのRS232C用の通信ケーブルがついていたが、PCの方は、時の流れとともに、9ピンD-SUBになっていた。
仕方なく25ピンー>9ピン変換ケーブルを作って通信していた。

そんなこんなで、PCにRS232C端子がついていたころには使用できていたが、いつの頃からか、USBが取って代わっていた。それから、通信できなくなってしまった。
USBーRS232C変換チップからの通信を試してみたが、どうしてもうまくいかず、時代に追いつこうと、USB端子がついたデジタルマルチメータを購入することにした。

最も低価格なものは、秋月電子通商のWH5000型(3,980円)あたりと目星をつけた。

しかし、PCの移り変わりによって使えなくなってしまうのはもうごめんだ。

いろいろWebをググってみたが、通信機能付きデジタルマルチメータの通信についての記事は、ほぼ皆無であることが分かってきた。

Raspberrypiでデータを読み取ることを考えていたが、なかなが道のりは長そうだ。

MetexのM-4660A型は、”D”というコマンドを送るとデータが返ってくるという仕組みだったが、そうしたコマンドに関連する記事も皆無だった。メーカーサイトには、マニュアルさえなかった。

わからない、ながらも、見切り発進で早速購入してしまうことにした。(おいおい。)

まあ、解析できなくても付属のソフトはあるようなので、後々になれば、記事にする人も出てくるかもしれないという軽い気持ちからだった。

1wkほどで納品された実物は、結構大きく3,980円とは思えない立派なものだった。

テストリード、熱電対、マニュアル、ソフトCD、Tr,Cap変換プラグが付属していた。

CDのドライバは、Windows98/NT用のものしか入っていなかったので、Silicon Labのサイトから、CP210x universal Windows Driverをダウンロードして、自分のWindows10(32bit)PCにx86バージョンをインストールして使用できるようになった。

CP210x USB to UART Bridge VCP Drivers - Silicon Labs (silabs.com)

 

早速ソフトをインストールして動かしてみると、デバイスはCOM5として認識され、きちんと動作することを確認した。

試しにTeratermで通信の様子を確認できるか見てみることにした。

COM5を認識して、Serialの設定はDefaultのままで観測すると、20文字くらいずつxxxのような文字が見えてきちんと読み取れていないことを示している。

MetexのM4660Aの場合14Byteづつそう送信してくれる設定だったので、通信速度をもっと低速に設定するべきだろう。

4800ではだめで、2400bps、ノンパリティ、STOPビット:1ビットに設定すると、うまく観測することができることが分かった。

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WH5000 ->Teraterm

DC電圧計測に設定してあり、

0000 の時、0

0.000 の時、1

00.00  の時、2

000.0 の時、4 と表示されるらしい。@はm(ミリ)の時表示されるようだ。

しかも、これらのデータは、垂れ流しで、出力されるようで、WH5000型をUSBに設定すると、特にコマンドは必要なく、自動的に垂れ流されるようだ。

ということは、Raspberrypiに接続しても見えるんではないかという予測もたちます。

 

しかし、RaspberrypiのPythonがよくわかってないので、またまたググることになる。

下記のサイトがヒットし役に立ちました。

How to connect a Raspberry Pi to a serial USB port with Python from the terminal | Opensource.com

 

早速 python -m serial.tools.miniterm を試してみた

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WH5000 Raspberrypi

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WH5000 DCV mV

COMMANDプロンプトにコマンドを打つとWH5000型は、/dev/ttyUSB1として認識されているようだ。

Pythonのサンプルをそのまま(ダブルクォートにしないとエラーになりましたので、シングルー>ダブルに変更)使用させていただくと、上記のように表示される事が分かりました。あとは、各レンジで、数字の後にくるデータの解析が必要だ。